同居人は…先輩…!?【前編】



「わーっ!!ボーリングなんて超久々だよーっ!!」


私は嬉しさのあまりピョンピョン跳ねる。


『薫…はしゃぎすぎ…。』

クスッと笑いながらタクが私をドードーと沈める。



「ねぇねぇ!!2対2で対決しよーよ!!」


『おっ!!良いじゃん♪』


『え…?』
『対決?』
飛鳥と隆盛が驚いた顔をして聞く。


「ただの対決じゃつまんないから…勝ったチームは負けたチームを1回パシれる☆」


『それ良いねーっやろーやろー!!』


『ちょっと…二人で勝手に決めない!!』


『もうアイツら居ねーよ…?』


『はっ…?信じらんない!!』


『まぁまぁ…飛鳥もそー怒らずに…。』


ボソッ
"今日くらいじゃないと堂々とデート出来ないし?"


2人の会話が聞こえていない事なんて…

アホ二人は知るよしもない。


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