同居人は…先輩…!?【前編】
『薫が余りにも下手だから、このままじゃ多分負けるから…。』
ピッタリくっついた体。
後ろから耳元に聞こえるタクの意外に低い声。
『俺が体でターップリ教え込んでやるよっ♪』
耳が何故か熱くなる。
「ちっ…近いよ…。タク。」
『負けても良いの?』
「………。だっ…ダメに決まってんじゃん。」
『じゃあ仕方ないね?』
うまく言いくるめられた私は大人しくタクの誘導にしたがった。
カシャッ
携帯のカメラのシャッターがおりた音がした気がした…。
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