同居人は…先輩…!?【前編】



『って事は…お前と付き合える可能性はあるって事か…』


「へっ…?」


タクの言ってる意味が分からない。


『俺だったらこんな風に薫を泣かせたりしない。』


じょじょに近付くタクの顔。


『その可能性。俺が奪っちゃダメ…?』


「ちょっ…タク…やめっ…」


『笠間なんて…忘れろよ…。』


もう、すぐに触れそうな唇。


ヤダッ

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