同居人は…先輩…!?【前編】
『何ちょっと訂正しようとしちゃってんの?フッたんだろ?』
ベシッとヒロに頭を叩かれる。
『傷心パーティーねぇ?じゃあ…今から皆でするっ?』
『ぉっ!!良いじゃん!!』
隆盛…急にテンションが上がってる…。
「じゃあ私も……きゃっ!?」
腰を抜かしていた私は急に宙に浮く。
『今から薫は俺のもんだから。じゃっ。』
「ちょっ!!ヒロっ!!?」
慌ててヒロの腕の中で無駄な抵抗をする。
『しょーがないわねー。じゃっ薫ちゃんっ!!また今夜…んー…今夜はダメね☆明日電話するからっ!!出てよねっ!!』
「?今夜でも別に…」
『薫っ。そーゆーウブな事は言わないもんよっ☆』
飛鳥がニヤッと笑う。
??????
何か言おうとしたら、私の足代わりになっているヒロが歩き始めた。
「ぁっ!!ごめんね!!じゃぁっ!」
何故かニヤつく全員にさよならをした。
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