同居人は…先輩…!?【前編】



『何ちょっと訂正しようとしちゃってんの?フッたんだろ?』


ベシッとヒロに頭を叩かれる。


『傷心パーティーねぇ?じゃあ…今から皆でするっ?』


『ぉっ!!良いじゃん!!』
隆盛…急にテンションが上がってる…。


「じゃあ私も……きゃっ!?」


腰を抜かしていた私は急に宙に浮く。


『今から薫は俺のもんだから。じゃっ。』


「ちょっ!!ヒロっ!!?」

慌ててヒロの腕の中で無駄な抵抗をする。


『しょーがないわねー。じゃっ薫ちゃんっ!!また今夜…んー…今夜はダメね☆明日電話するからっ!!出てよねっ!!』


「?今夜でも別に…」


『薫っ。そーゆーウブな事は言わないもんよっ☆』


飛鳥がニヤッと笑う。


??????


何か言おうとしたら、私の足代わりになっているヒロが歩き始めた。


「ぁっ!!ごめんね!!じゃぁっ!」


何故かニヤつく全員にさよならをした。


.
< 227 / 271 >

この作品をシェア

pagetop