同居人は…先輩…!?【前編】


「ちょっ…何すんのっ…やだ…。」


私の首筋に藍の顔がうずもる。


首筋に舌が這う。


「やめ……。!!!!!!」


藍の手が私の胸を触る。


ドンッ


「『はぁ…はぁ…』」


『分かった?もう俺は女の子みたいな藍じゃないんだよ?』


今まで見たことない藍が私の目の前にあった。


「最っっっ低。」


ボロボロ泣いて走って帰って来た私に、お母さんは


『藍くんとそんなに離れるの嫌だなんてぇー…』


そう笑いながら引っ越しの準備を進めてた。



そこから、私は藍が恐くて恐くて…。


初めて本当の藍を知った。


でも、本当の藍に会うのはこれで最後だと思ってた。


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