同居人は…先輩…!?【前編】
保健室の先生に、帰ったほうが良いと言われ、先に家に帰った。
晩御飯の用意をして、ソファーに寝転んでテレビを見ていた。
ーーーーーーーーーーーー
急に自分のまぶたの向こうが暗くなった。
髪の毛がサラッと揺れた。
優しく、暖かい手で撫でられている。
この正体が、誰なのかなんて分かってる。
『好きだ…。薫。』
目をつぶっていても、甘い声は聞こえてくる。
顔や耳が熱くなるのを感じた。
.