同居人は…先輩…!?【前編】



「ん…。」


耳を甘噛みされて、思わず声が出てしまった。


『起きてんのバレバレ。耳赤いよ…?』


耳元で甘い声で囁かれた。

「変態!!」


ガバッとソファーから起き上がった。


チュッ


『やっと起きた?』


唇に触れたあと、意地悪な笑みで私をじっと見つめていた。


とっさに目を逸らして立ち上がった私に、少し舌打ちしてから、腹減った。と呟いた。



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