桜色
夢薬
ふわふわした頭で考える

あなたのこと

痛みのこと

薬のせいだと思いたいけど

頼り切りの自分が嫌

笑顔を見せて

笑ってみせて

あたしを置いていかないで

ふわふわした頭で考えた

あなたといた時間を

幸せの言葉がすぐそばにありました

あなたが笑って
あたしが笑う

そんな一瞬のできごとが

大切な薬だと思いたいけど

頼り切りの自分が嫌

春も夏も秋も
そして雪の降るあなたの町も

あたしの大切な薬なんです

時に痛みがあっても
涙流せば薬になる

あたしを置いて行かないで

はかないあたしの夢薬

その手が持ってる夢薬

いつかいつか

笑って
笑って見せて
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