The news made me sad.
1、告白します
君が旅立ったと知った日も
君が帰らないと知った日も
どうしてだろう僕は泣けなかった
だけど三月の肌寒いある夜
仕事を終え道をひとり
風の冷たさ堪え歩きながら
ふと君を思い出して
藍色の空から降る
ちらちらゆっくりと降る
真っ白な雪がとても綺麗で
君にも見せてあげようと
当たり前のように
連絡しようとしている僕がいて
ああ 受け止められないのだと
過ぎ去ってしまった現実なのだと
実感した瞬間に
こっそり誰にも知られないように
初めて涙を流したことを
そのことさえも認めないように
雪の夜に紛れたことを