ツインズ☆キス
「私、来年ここに入る!」



「え、どうしたの?いきなり」



友子はびっくりしてるようだった。



そりゃ、さっきまでのことわかんないんだから、無理はない。



「それに、ここ、入んのがすっごい難しいんだよ?」



うん、わかってる。ここは地元でも有名な難関高だって。



でも、やっぱりもう一度会いたい。名前を聞きたい。



私の頭の中はもうすでに、そのことしかなかった。
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