年上彼氏*短編*


それから何日かたった日。

今日はバレンタイン。


二人で手を繋ぎながら学校へ向かう。


私の鞄には手作りチョコが入っている。


朝の電車は混みすぎて渡せないし、タイミングが掴めず帰りに渡そう。


そう思い下駄箱で仁と分かれた。


…その瞬間、仁は何人かの女の子に話し掛けられていた。


女の子の手にはチョコ。



「…最悪」


そう呟いて足早に教室に向かった。


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