きっとここで君に出会うために
あいつはあんまり納得してないみたいだったけどそれ以上は聞いて来なかった。
こいつのいい所ってこういう所だよね。
きっとこいつはわかってくれたんだと思う。
あたしがこのことに触れてほしくないってことに。
だからだろうか、
こいつといることはなんだか心地良い。
「今日はもう帰ろうかな」
そう言って立ち上がる。
寒いのは嫌いだ。
昼間はあんまり感じないんだけど、
夜はやっぱり寒い。
もうすぐ11月だしね。