君がいる限り。




そういって君が笑った。


なぜかな?君の笑顔をみてると、あったかくなるんだ。


まだ、何も分からない僕だから、それがどうしてかとか分からない。


「ねぇ、悠って呼んでもいいよね?」


「うん。」


「やった。んじゃあ、私のことは美優って呼んでね」



「ねぇ、悠。明日暇?」



美優か。



「別に。」



「んじゃぁ、明日会わない?」


「この場所で。私この場所好きなんだ。」


「だって、空が綺麗じゃん?」


「待ってるから。絶対に来てね。」



そういって君は、この場所をあとしにした。



空が綺麗か。


言われてみればそうかもしれない。


久しぶりに見た空は、青くて、綺麗で、とても輝いてた。



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