ーI Believe イマデモキミヲー

出会い-颯太SIDE-

-颯太SIDE-

ああ!!!
やべえ!
完璧遅刻じゃねえか!

俺は、綾小路颯太。
この春から雅丘学園に通うことになった。
まあ・・・別に行く気はなかったけど。
親が雅丘に行け行けうるさいから、とりあえず受けたら受かった・・みたいな。
別に、金持ちってわけでもなく、貧乏ってわけでもない。

そして。
只今。
8時45分。
もう、入学式は始まっている。
入学式早々の遅刻する俺ってどんだけ←
はあ・・・
もう、行く気も失せてきたし?

「颯太あ!!早く行きなさい!」

ババア(母親)が部屋の前で叫んでる。
・・・朝からうるせえな。

真新しい雅丘の制服に袖を通し、ちょっとだけ髪をいじって
とりあえず行くことにした。

まあ・・今から電車乗って行ってもどうせ遅刻だからってことで
今日はババアの車で学校に行った。

「颯太!あんた、入学式っていうのになんで寝坊してんのよ!」
「は?携帯のアラームがならなかったんだよ!」

ほんとは、アラームかけ忘れただけなんだけど←


まあ・・・

とりあえず綾小路颯太。

雅丘高校に入学します。

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