夢小鳥箱

桜待ち



春の道の桜色に染まる頃。



君と目が合ったのが
3年前

桜ふぶきに揺れて霞む視界に
君が現れた

歩けば舞う桜の花びらに
君への想いを乗せた


大好きだった桜の季節を
疎ましく思ったのが
4年前

まだ咲かない蕾を
君は見つめて泣いた


また涙と桜の花びらがやってくる

今度は淋しさじゃなく
喜びの、

離れても放れない
君と私の季節が...。




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