苺姫ーストロベリープリンセス†ー
第1章
時は25世紀の夏―――――
あるヒューチャームという先進国の城は、
一人の容姿端麗で大変魅力的だが、
ワガママな王女に振り回されていた。
「りゅういちー!」
「はい、なんでございましょう姫様」
「苺ねーお腹が空いたのー!ケーキが食べたいよーッう」
私がそう言うと。
「はあ、またですか。…少々お待ち下さい姫様。食事係!姫様にケーキを!」
「ははっ承知いたしました!」
そして私の前に世界各国の最高級ケーキが山のように並べられる。
そう…いつだって私の思う通り。
だって私は・・・・・お姫様。