苺姫ーストロベリープリンセス†ー



「ねえ、りゅういち。せっかくわざわざみいちんが来てくれたのよお。苺、みいちんと遊びたいのおー!ねえねえいいでしょおー?」




そう言うと、りゅういちはしかめっつらになって。



「しかし…今はダンスの稽古がありますから…」




けち。



いいもん、みいちんがフォローしてくれるもん。



甘えた瞳でみいちんをみつめると、


わかってるよの合図にウインクをしてくれた。



「まあまあいいじゃないかっ。なあっ苺、私と遊んだら稽古するよなあ?」




「うんっ当たり前じゃん!」




…嘘だけど。




「ほら、りゅういち。苺もこう言ってるんだから」




そこまで言ってもりゅういちは凄く悩んで。
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