重なる拳~夕陽の約束~
おれは松下に何も言わずに首を縦に振りスタートの態勢になった…




「位置について…よーい」




バンッ!!





俺はピストルの音と共に右足を踏み出し一気に走り出した…





スタートダッシュはよくアウトコースながら首位に躍り出た…




すると、すぐ後ろに野球部のB、C組の連中が後ろにぴったりくっついていた…




「や…やべぇ…」





俺は焦りながらも全力疾走で走り一位でバトンを渡した…



亮は俺のバトントスを上手く受け取ると俺よりもいいスタートダッシュを決めた…




まさに疾風のごとく早く後ろの野球部の連中を大きく引き離した…





しかし、剣斗へのバトントスでもたついてしまい…





奴らがその隙におれらを抜かしてった…




やっとバトントスができて二位でなんとか通過して剣斗も亮に負けないくらいの速さで追い上げ野球部の一人の後ろについた…




もう少しで抜けそうになった時、



ガンッ!!!
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