恋の音色
「ナツト、昔から甘いモノが好きだったでしょ?」


「さっすが!」


ナツトは上機嫌にコーヒーを飲み干した。



「サエは俺の事何でも分かってるよな♪」


「そりゃ〜昔から一緒に居たしね。」


私がそう言うと、ナツトは急に真剣な表情に変わり

「…じゃあ、俺が好きな人、分かる?」


と、聞いて来た。


「…え?」



ナツト…

何、言ってるの?



綺麗すぎるナツトの瞳に見つめられ、私は全身が金縛りにあったかの様に、動けなかったんだ……。
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