恋の音色

似てない双子

「ユリア、ユリア!」


部屋を一つ一つ開け、中を見渡す。
あの高飛車な妹、ユリアを探すために!


今日こそはガツンと言ってやらないと!


そして、右手が二十室目の扉へと伸びる。



「スー…」



大きく深呼吸をし、勢い良く扉を開いた。



「ユリアー!!ーって、えぇ?!」


部屋の中の様子を見た私は言葉を失った。
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