恋の音色
「何でユリアはいつもそうなの!」

我慢も限界に達し、遂に怒鳴った私。


「だって〜男がユリアに寄って来るんだもん♪」



…確かにユリアは可愛いけど…。って、それとこれとは別!



「近いうちに一人の人に決めなさいよ?!いいわね!」


「恋した事のない女ってウザイ〜」


ムッカァ〜!



私は枕をユリアに投げつけ、部屋を出た。



<恋した事ない女>


ーあながち間違ってないか…。



二十歳で初恋もまだなんだからー…。
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