恋の音色
本当に久しぶりのナツトの香り…。

忘れかけていたナツトの優しさ…。


あの頃のままの、ナツトー…。




**************

〈三年前〉



「ナツト〜、ユリアとお買い物しましょ♪」


「ナツトは私と図書館に行く約束なのよ!」


「…じゃあ三人で出掛けよっか!」


私達はセレブ同士の幼なじみ。(自分でセレブなんて言ってスミマセン…)

小中高と同じ学校で、いつも一緒に居た…。



ナツトはこの頃から優しかった…。

私とユリア、どちらか一人を傷つけるなんて事は絶対にしなくて…。


いつも、私達に笑顔をくれていた…。
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