♥小学生からの恋♥
何の変化もないまま半年が過ぎた。

朝、いつも通り学校に行っているとき、一番起こってほしくなかったものを見てしまった。

それは、聖と。

知らない女の子。

大体、聖は女の子とも仲がよくて、学校ではよくあることだった。

でも、学校に一緒に行くところは見たことがなかった。

しかも、私と話すときよりも楽しそうだった。

怒りと、屈辱。

それよりもすごく悲しい気持ちになった。

このまま歩けば、必ず一緒に歩くことになる

歩幅を縮めて、歩くスピードを落として、聖と目が合わないように歩いた。

教室に行くまで、聖と知らない女の子を見ることになった。

その時間は地獄のようだった。

そこから、だんだん、しゃべらなくなり、放課後会うこともなくなった。

そして、1年が過ぎ、最高学年6年生になった。

1年の最初にはクラス替えがある。

このクラス替えが私を左右させるものとなる。

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