♥小学生からの恋♥
「やばっ。」

小声で言ったが、やはり聞こえてたらしい。

シャーッ

カーテンが開いたと同時に、私は布団にもぐった。

だって恥ずかしいもん。

「どんだけ心配したと思ってねん・・・。」

と、わざとっぽく怒っている。

私は、目だけ布団から出した。

「・・・怒ってる?」

おずおずと聞いてみた。

「いいや☆」

よかったぁ。

「うっそ☆ちょー怒ってる☆」

がーん。

再び布団に勢いよくもぐった。

「もーうそやって、怒ってない!」

無視をした。

沈黙が続く。

「でてこいやぁ!」

「はぃっ!」

びっくりして、布団をどけてしまった。

でも同時に座った状態になっていたので、格好的には恥ずかしくなかった。

でも頭が痛かった。

「頭痛いやろ?寝ときー^^」

私の気持ちを察したのか、声をかけてくれた。

「でも・・・。」

聖がいるから寝れないよ~><。

「あ、俺ちょっとトイレ行ってくるわぁ」

「え、あ、うん。」

「寝ときーや」

「りょーかーい☆」

布団にもぐった。

「男の子おったら寝ずらいやんなぁ」

と保健の先生が話しかけてきた。

「はい・・・。」

「まぁ、今おらんから寝ときーな^^」

とやさしいく声をかけてくれた。

私は保健の先生が大好き。

聖までには至らないけど。大好き。

だってなんか落ち着くもん。
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