BLACK BLEED



「信じないなら、信じなくて良い…でも、私はコイツと何人もの『外道』を殺してきた」


ブラックの蒼い瞳が不気味に光る。


その瞳を見て、深黒は震えた。


(かすかにだが、殺気を感じ取れる…コイツは…プロの殺し屋だ)


深黒はそう思っていた。


「あぁ、言い忘れていた…私は殺し屋じゃないから」


ブラックじゃ深黒の心を読んだかのように言った。


「何で、俺が思ってた事を…」

「心とか読めないから」

「読んでるじゃん!」


素早くツッコミを入れる深黒。





< 28 / 90 >

この作品をシェア

pagetop