BLACK BLEED



「主様、ターゲットはもうすぐ姿を現します」

「良い子だ、青」


ブラックはそう言って青の頭を撫でる。


すると、青は嬉しそうな顔をして喉を鳴らした。


「僕はコレで失礼します!頑張って下さい」

「しっかり、見張っておけよ」

「了解です」


青は再び黒猫の姿に戻り、何処かへ消えた。


「何で!猫が人間に!」

「お前が知る必要はない」




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