BLACK BLEED




その大きな鎌を軽々手にし操る。


そして、その鎌を深黒に向けた。


「邪魔」


そう言った瞬間、髪で隠れていた右眼が風であらわになった。


その眼は蒼ではなく、紅かった。


眼の中には何かも模様が見える。






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