BLACK BLEED



頭を押さえて座り込む。


すると、目の前に影が出来た。


「立ち上がれ。アレは君が倒さなければいけない」


アレと言い、深黒の両親を指差した。


でも、深黒はおくした。


両親を自分の手で殺すのが怖かったから。


「それとも、私が無残に殺しても構わないのか?」


そう言った時のブラックの目は今迄以上に恐ろしかった。


殺意に満ち溢れている殺し屋の目。






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