BLACK BLEED


依頼人以外で此処に来るのは限られてくる。


その時、ドアが開けられた。


入って来たのは見覚えのある人物。


だが、ブラックではない。


その人物は、騎士だった。


長いポニーテール。


右目の眼帯。


間違いなく騎士。


「…何をしている」


思わず姿を隠した深黒に低い声で騎士は言ってきた。






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