BLACK BLEED
それでも、空の決意に揺らぎはなかった。
「依頼を受けよう。仕事現場には君にも来てもらうぞ」
その言葉に空は静かに頷いた。
空が出て行って、しばらく経ち深黒はブラックに話かけた。
「何で俺は連れて行くのを嫌がったのに…」
「力が覚醒していない相手を連れて行くのは危険が伴う。だが、奴は違からな」
それを聞いて疑問が生まれた。
覚醒していない相手は連れて行くのは危険。
覚醒している相手を連れて行くのは平気。
そういう事のように聞こえたから。