BLACK BLEED
それは真実にはとても聞こえなかった。
「だから僕は主様の為なら何でも出来る。この名前だって主様がくれたもの」
嬉しそうに語る。
本当にブラックの事が大好きで大切なのだと判る。
「青い瞳だから青(ブルー)と言う安易な考えだがな」
「僕この名前好きです!」
静かに微笑んでブラックは青の頭を撫でた。
ブラックも青の事を大切にしている。
絆が深い二人。
「…さて、準備も終わったし様子を見に行くか」
「様子?」
「依頼人のだ。貴様も行くのだぞ、深黒」
部屋を出るブラックの後を深黒は着いてった。
青は猫の姿になり着いて行く。