BLACK BLEED


それは真実にはとても聞こえなかった。


「だから僕は主様の為なら何でも出来る。この名前だって主様がくれたもの」


嬉しそうに語る。


本当にブラックの事が大好きで大切なのだと判る。


「青い瞳だから青(ブルー)と言う安易な考えだがな」

「僕この名前好きです!」


静かに微笑んでブラックは青の頭を撫でた。


ブラックも青の事を大切にしている。


絆が深い二人。


「…さて、準備も終わったし様子を見に行くか」

「様子?」

「依頼人のだ。貴様も行くのだぞ、深黒」


部屋を出るブラックの後を深黒は着いてった。


青は猫の姿になり着いて行く。







< 89 / 90 >

この作品をシェア

pagetop