ストロング・マン


「郁。大丈夫か?」


「うん。」


2人で狭いベッドにくっついて横になった。エアコンをつけていたはずなのに、お互い汗でぐっしょりだった。
でも汗ばんだ肌が吸いついてとても心地がいい。


「家に行かなかったのは、こうなると思ってたから。我慢してた。」


先ほどまでの話に戻ったらしい。でも私が想像してた悪い話ではなかった。
本当に修也って優しいね。


「ふふ、そうなんだ。別に我慢しなくてもよかったのに。」


「お前なあ・・・」



修也があきれながらも私の頭を撫でてくれる。その手が温かくて、ついうとうとしてしまったが、朝方猛烈な寒さを感じて目が覚めた。クーラーをつけっぱなしにしたことと汗が冷えたことで身体が冷え切ってしまったらしい。私がシャワーを浴び終わると修也も起きていたようで交互にシャワーを浴びた。













「わ、もうお昼になっちゃった。せっかくの休みなのにー。」


「ま、いいんじゃない?俺としてはもう一回郁を味わいたいところなんだけど。」


「はあ?またなの!?てか修也ってかなり肉食・・・」

「だって高校からの念願だし。

てことで、いいよな?」




fin


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