この空の星を見上げて
僕たちは班ごとに持ち場に行き、材料を取ってきて作り始めた。

作るのは定番のカレー。

『ちょっと、秀樹じゃがいもでかすぎ!!』

『ええー…半分か?』

『いや…それだと半分の半分だろ!!』

『直樹くーん?ちょっと来てー』

『どしたー、結衣。』

『火がつかないの。』

『新聞紙かして!!』
『はいっ!!』

僕は新聞紙を丸めて、薪をうまく並べて火をつけた。

『あっ!ついた!すごいよ、直樹くん↑』

『ありがと↑』

『住谷くーん!』

『今度は何?』

『お米こんな感じでいいー?』

『お前はそれだけで呼んだんかい。』

『それとー、住谷くん…結衣が好きでしょ?』
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