真夏の果実
あかりちゃんの恋
あの日からしばらく経ったある日。
あたしは毎週恒例の柊との日曜バイトに向かった。
「おはよ〜」
『おう!』
「今日は柊早くない?うわー雪降るじゃん。」
『いや、俺ってどうゆう印象持たれてんの?』
「遅刻常習犯。」
『なんだそれ!?いつも遅刻するわけじゃねえし。』
「あたしの記憶によれば遅刻か2分前しかないよ。」
『それは〜…理由があって。』
「理由って何よ?」
『えっと…お年寄りの荷物を持ってあげたり…?』
「嘘つくなっ!!」
『だって…』
「だって?」
『すいませんでした…。』
「最初から素直に謝れば良かったのに。」
『あ〜これがこのまえの可愛かった双葉と同一人物か…。』
「何か文句でも?」
『いえっ!』