真夏の果実
「なぁ。」
『んー?』
「今日も送ってったらダメ?」
『ダメじゃないけど…柊、バイト終わりで疲れてないの?』
「全然!むしろ双葉と話すと癒されるし。」
『えっ…。』
「ん?どした?」
『なんでもない…。』
「じゃ、あと少し頑張るか!」
『うん。』
俺は、幸せだった。
双葉の存在はすごく大きくて、すごく大切に思える。
そんな双葉と少しでも長く一緒にいられる時間が、俺にとってかけがえのないものになった。