真夏の果実
「「あかりちゃんごめん!」」
『全然平気ですよ。それよりも…その手はそうゆうことですか?』
「やっぱあかりちゃんには敵わないな〜。」
『それに、柊さんがあり得ない位の笑顔なんで気付いちゃいますよ。』
「えっ!俺そんな笑ってる?」
『笑ってるっていうか…ニヤけてますね。』
「何かかっこわりぃし!」
『幸せそうでいいじゃないですか』
「まぁ…。」
『それで、柊さんは双葉さんのどんなとこに惚れたんですか?』
「えっ…双葉の前でとか照れる。」
『早く教えてくださいよ〜!』
「えっと〜…笑顔とか、優しいとことか。まあ、全部好き!」
「ちょっと柊、恥ずかしい…。」
『ラブラブですね!じゃ、双葉さんは柊さんのどんなとこに惚れたんですか?』
「あたしにも聞くの?」
『当たり前です!』
「そうだな…あたしが側にいて欲しいと思った時にいつも側にいてくれて、気を遣わないでいれるとこかなあ?」
「もー双葉可愛すぎ!」
『バカップル…。』
小さくあかりちゃんが呟いた言葉はあたし達には届かなかった。