0時43分
男が振り向き、あたしを睨みつける。
「誰に物言ってんだ」
「……」
何も言わないあたしをジッと睨み、一瞬目を細めた。そして立ち上がり、こちらへ歩いて来る。
「お前こそ誰だよ?」
「…友達です」
あたしは睨み返す。怖くない。そんな感情ない。
フッと口端を上げて笑うその顔は不気味だった。
ヤバい…
そう思った時には遅かった。すごい力で腕を掴まれ、廊下に押し倒された。全身がピリピリと痺れた。
「あんた誰?」
「馬籐恭。雅の兄貴」
……雅の?
「えっ…」
「誰に物言ってんだ」
「……」
何も言わないあたしをジッと睨み、一瞬目を細めた。そして立ち上がり、こちらへ歩いて来る。
「お前こそ誰だよ?」
「…友達です」
あたしは睨み返す。怖くない。そんな感情ない。
フッと口端を上げて笑うその顔は不気味だった。
ヤバい…
そう思った時には遅かった。すごい力で腕を掴まれ、廊下に押し倒された。全身がピリピリと痺れた。
「あんた誰?」
「馬籐恭。雅の兄貴」
……雅の?
「えっ…」