0時43分

でも…誰も悪くない。むしろ皆あたしの為にやってくれた事。記憶はないけどきっとすごい迷惑かけた。いっぱい恥ずかしいとこも見せた。
だから…


「……ごめんね」


迷惑いっぱいかけたよね…



「羽流」

「ん?」

「…この気持ち、理解してくれるか?」

それでもわかってほしい。俺らのお前に対してのこの気持ち。


「うん。…迷惑かけた。ごめんなさい。でも、ありがとう」

こんなあたしを、本当に本当にありがとう…


龍平はあたしをもう一度強く抱き締めた。



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