0時43分
部屋のドアを開けるまで、暴れ、喚き散らすあたしには構わず、その男は何も言わなかった。
「ただいま」
穏やかな声の男。
死にたい思いでいっぱいのあたしは、その男の顔も、どこに連れて来られたのかも、見ている余裕はなかった。
「やだー!!」
それでもまだ喚き、泣くあたしを男はソファーに降ろした。
「ただいま」
穏やかな声の男。
死にたい思いでいっぱいのあたしは、その男の顔も、どこに連れて来られたのかも、見ている余裕はなかった。
「やだー!!」
それでもまだ喚き、泣くあたしを男はソファーに降ろした。