0時43分

「ん」

俺は特攻服を2人に渡し、2人はそれを身に纏う。そして俺は振り返り、外にいる奴らにも聞こえるように話し出す。


「狂犬が来る。今までの奴らとは人数も力も圧倒的に違う。油断すんな」

そして龍平がソファーから立ち上がり、ゆっくりと口を開く。


「お前らの命は俺らが預かってる。忘れんな。死なせねぇよ」

1000人以上の声が鳴き上がった時、無数のバイクが近づいてくる爆音が鳴り響いた。


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