0時43分
鏡よ鏡
車なんかほとんど乗った事ないあたしでもわかる。雅、運転がすごい上手。流れるようにさばくハンドル。
「今日の予定は?」
虎太郎が雅に聞いている。
「6時から集会」
「ほな、今日も気合い入れてかんとなぁ」
あたしにはわからない話。あたしは流れる景色を窓から見てた。
「龍平」
雅がルームミラー越しに龍平を見る。
「あ?」
足と腕を組み、目を瞑りながら答える。
「今日羽流ちゃん出していい?」
…ん?あたし?
「…勝手にしろ」
「じゃあ決まり。羽流ちゃん」
ルームミラーに映る雅の目があたしの方へ動く。
「何?」
「今日結構デカい走りあるんだけど、羽流ちゃんも出な」
「えっ?」
走りとか…暴走って事だよね?
「大丈夫。俺らに付いてたら怖くないよ」
「は…はぁ」
「良かったやん、羽流!!」
無邪気な笑顔で振り向く虎太郎。
「今日の予定は?」
虎太郎が雅に聞いている。
「6時から集会」
「ほな、今日も気合い入れてかんとなぁ」
あたしにはわからない話。あたしは流れる景色を窓から見てた。
「龍平」
雅がルームミラー越しに龍平を見る。
「あ?」
足と腕を組み、目を瞑りながら答える。
「今日羽流ちゃん出していい?」
…ん?あたし?
「…勝手にしろ」
「じゃあ決まり。羽流ちゃん」
ルームミラーに映る雅の目があたしの方へ動く。
「何?」
「今日結構デカい走りあるんだけど、羽流ちゃんも出な」
「えっ?」
走りとか…暴走って事だよね?
「大丈夫。俺らに付いてたら怖くないよ」
「は…はぁ」
「良かったやん、羽流!!」
無邪気な笑顔で振り向く虎太郎。