君と野球とあたし
その後の妹の演奏は耳に入らなかった。



考えるのはフルートの子のことばかりだった。



どうしたらまた会えるか、

名前は何なのか、

どうしたら俺の物になってくれるか…。



そんなことしか考えられなかった。

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