加納欄の研修旅行 シリーズ7
「雪降ってないですよ?」
「今はね」
え~。
「でもでもでも遊べるんですよね?滑って来ていいんですよね?」
「気ぃつけて行ってこい」
ストックと板を担ぎ高遠先輩と合流した。
「上級者行くか」
「いいですよ」
「ホントに大丈夫か?」
「まだ疑ってたんですか?」
「イメージじゃないんだよ。祥子はやるけどな」
「祥子先輩?」
あたしは、祥子先輩が、颯爽と滑る姿を想像した。
ステキ(#^.^#)
「行くか」
「あ、なんかこの後、天気悪くなるって……」
「大丈夫だって。雪は降ってない。いい天気じゃねぇか」
「そうですねぇ」
そうだよね。
大丈夫大丈夫。
高遠先輩が、こう言ってるんだから。
そしてあたし達は滑り始めた。
3本ほど滑っていたら、突然天気が変わった。
吹雪いてきたのだ。
雪だと思った瞬間に、吹雪になった。
視界が悪く、高遠先輩を探すのも大変だった。
「高遠ぉ先輩ぁい?どこですかぁ?」
激しい風が、ビョ~とかゴォ~とか、唸りをたてている。
”呪ってやるぅ~”
風と一緒にこんな声が聞こえてきた。
「え?」
”呪ってやるぅ”
また、聞こえた。
まさか……大山先輩の呪い?
「ここにいる!欄!動くなよ!」
か、風が凄くて、動けないです(>_<)
高遠先輩が、あたしを見つけだしてくれた。
風がひどく唸りをあげるたびに、あたしの耳には。
”呪う”
の、言葉に聞こえた。
「歩いて戻るしかねぇな」
高遠先輩は、ストックを杖がわりに歩きだした。
「高遠先輩、大山先輩の呪いの声が、聞こえるんですけど」
「あぁ?!」
風に消されて聞こえていないようだった。
「行くぞ!」
どこに向かって歩いているかもわからない状態だった。
とにかく、下っている。と、思いながら歩いているだけだった。
「参ったな」
高遠先輩が、足を止めた。
「どうしたんですか?」
あたしの声が風に飛ばされる。
「今はね」
え~。
「でもでもでも遊べるんですよね?滑って来ていいんですよね?」
「気ぃつけて行ってこい」
ストックと板を担ぎ高遠先輩と合流した。
「上級者行くか」
「いいですよ」
「ホントに大丈夫か?」
「まだ疑ってたんですか?」
「イメージじゃないんだよ。祥子はやるけどな」
「祥子先輩?」
あたしは、祥子先輩が、颯爽と滑る姿を想像した。
ステキ(#^.^#)
「行くか」
「あ、なんかこの後、天気悪くなるって……」
「大丈夫だって。雪は降ってない。いい天気じゃねぇか」
「そうですねぇ」
そうだよね。
大丈夫大丈夫。
高遠先輩が、こう言ってるんだから。
そしてあたし達は滑り始めた。
3本ほど滑っていたら、突然天気が変わった。
吹雪いてきたのだ。
雪だと思った瞬間に、吹雪になった。
視界が悪く、高遠先輩を探すのも大変だった。
「高遠ぉ先輩ぁい?どこですかぁ?」
激しい風が、ビョ~とかゴォ~とか、唸りをたてている。
”呪ってやるぅ~”
風と一緒にこんな声が聞こえてきた。
「え?」
”呪ってやるぅ”
また、聞こえた。
まさか……大山先輩の呪い?
「ここにいる!欄!動くなよ!」
か、風が凄くて、動けないです(>_<)
高遠先輩が、あたしを見つけだしてくれた。
風がひどく唸りをあげるたびに、あたしの耳には。
”呪う”
の、言葉に聞こえた。
「歩いて戻るしかねぇな」
高遠先輩は、ストックを杖がわりに歩きだした。
「高遠先輩、大山先輩の呪いの声が、聞こえるんですけど」
「あぁ?!」
風に消されて聞こえていないようだった。
「行くぞ!」
どこに向かって歩いているかもわからない状態だった。
とにかく、下っている。と、思いながら歩いているだけだった。
「参ったな」
高遠先輩が、足を止めた。
「どうしたんですか?」
あたしの声が風に飛ばされる。