Princess&Dragon




変態(もはやサラリーマンと言うのも嫌なってきた)は雛ちゃんに何か怒鳴った。
それを見て俺は勝手に体を動かした。



「何してんだよ」

俺が変態に話し掛けたってか言っても何も反応しない変態。
顔を見ていたらすんげぇ顔をしていた。
そのすんげぇ顔ってのは、何かを堪えてるみたいな顔中皺だらけの顔。

「?」

「ぁ;;」

姫ちゃんの声がして、腕を見ると姫ちゃんの拳は変態の腹を直撃していた。
姫ちゃんの攻撃がよほど効いたのか、姫ちゃんが拳を離す前に変態は倒れこんだ。
そのピクピクと動く体があまりにも気持ち悪くて俺と姫ちゃんは噴出した。



「もぅんな事すんなよ」

俺がそぅ言って姫ちゃんと階段を上がった。








「気持ち悪;;」

「っ確かにね」

姫ちゃんも思っていたのか笑いながら言った。





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