Princess&Dragon




「竜也かぁ…」

姫ちゃんが俺の名前を呼んでる…。
すんげぇ嬉しい!!


「じゃぁたっちゃんだ!!」

にこっと突然の笑顔に俺は死、間近。


「じゃぁ姫ちゃん?」

「あはっ初めてそんなにの言われたよ!!」

絶対嘘だ。
絶対あるから!!
だってそのまんまじゃん!!





それから、小さな姫ちゃんも俺も人の波に飲まれてバラバラになってしまった。

俺はもちろんニヤニヤしながら学校に行った。

姫ちゃんが通っている学校は女子校で、本当勿体無いけど変な男に好かれるよりずっとマシだ。
俺は男子校で、本当学校の奴らは飢まくり;;
俺は姫ちゃんという好きな子がいるからまだマシなのだ。
これが何年も彼女のいない男だったら、本当に最悪だ。
今日は姫ちゃんと話せた!!!
ってか初めて声を聞いた。
あの小さな体で、あの声は本当にいい(笑)



今日1日はニヤニヤしていて、進に気持ち悪いと言われても難なくスルーできた。





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