俺サマ後輩×天然先輩





ビビ――!!!


休憩時間になり、あたしは急いでみんなにタオルを配る。




「はい、悠斗」


「サンキュ。」
息が荒いままタオルで汗をふく。



こんななんでもない動作が悠斗だと…セクシーでついドキドキしちゃう。


「何みとれてんの??」
意地悪な顔が視界にはいってくる。



「ち、ちがうし!」


「ふーん。」


ふーん。て…
あたし完全ナメられてる…

そんなあたしに余裕の表情の悠斗。


…ムカつく。


ビビ―――!!


「じゃっ」
練習に戻ろうとした悠斗があたしのとこに何か思い出したように走りよってきて、耳元で囁いた…



「あんま見過ぎんなよ?」



……はぁ!?



やっぱムカつく!!!




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