俺サマ後輩×天然先輩
「顔真っ赤」
あたしの顔を見て吹きだす悠斗。
「うるさい!!///」
―――――――
―――――
――…
…まったく。
悠斗のやつ〜!!
そんなことを考えている頭と裏腹に顔は自然にニヤけてしまう。
あの後悠斗が家まで送ってくれて、今は自分の部屋でまったり中〜♪
「あ!梨奈に報告しなきゃ!」
急に思い立って梨奈に電話をかけた。
プルルル…―――
一部始終を梨奈に説明した。
『そっかー。でも良かったね理央♪』
本気で喜んでくれた梨奈。
「うん…」
『どうしたの?』
そりゃ嬉しくてニヤけちゃうけど、なんかモヤモヤした。
「…あたし、拓巳を傷つけちゃったぁ…」
うーん…。と梨奈は悩んでから慎重に言葉を選びながら返事をした。