俺サマ後輩×天然先輩
「おう♪」と言って拓巳は体育館に走っていった。
…終わったんだね。
ありがとう拓巳。
心の中でめいいっぱいお礼を言った。――――
「りおー!」
長い廊下のさきから走ってくる愛しい人…。
逆行でまぶしくてよく見えない。
でも悠斗があたしの光みたいに見えた。
「ゆーと!」
あたしもそれに答える。
悠斗が好き。
大好き。
「なにニヤついてんの??」顔を覗きこむ悠斗。
「なんでもなーい♪」
素直にはなかなか言ってあげないけどね…♪