俺サマ後輩×天然先輩


「おう♪」と言って拓巳は体育館に走っていった。




…終わったんだね。
ありがとう拓巳。



心の中でめいいっぱいお礼を言った。――――




「りおー!」
長い廊下のさきから走ってくる愛しい人…。

逆行でまぶしくてよく見えない。



でも悠斗があたしの光みたいに見えた。



「ゆーと!」
あたしもそれに答える。



悠斗が好き。
大好き。



「なにニヤついてんの??」顔を覗きこむ悠斗。



「なんでもなーい♪」


素直にはなかなか言ってあげないけどね…♪




< 64 / 107 >

この作品をシェア

pagetop