枯れた心に愛を


「お金なら私有るよ?足りなかったらカードも有るし」


「いやっ金は大丈夫…あっ!?アソコは夜お化け出るって噂だし」


「お化け?別に私と変わらないじゃん?」


「あっ…」


明らかに変だ!!


「前の女と来たとか?」


「違う。でも、アソコはダメ!!」


「……一人で野宿すれば」


何なの!?


「羅葡!?」


「光希なんて置いて行こう。買い物行かなきゃ♪」


「わかった!!行くから…斗騎、幸村車に乗せて。俺はここ片すから」


「あいよ〜♪」


幸村を背負ってビールを飲みながら行った。


「羅葡、アソコは…」


「言いたくなかったら言わなくていい」


「言わなくてもアソコに行ったら解ることだ」


「?」


「顔色悪いな要る?」


「ありがとう…」


腕に噛み付いた。


「んっ……」


たまに甘い声を出す光希に変な気持ちになる…。
血を飲み終え片付けてから車に戻った。







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