枯れた心に愛を
“サッキの聞こえたよ〜♪早く3人で温泉入りたいなぁ〜。今日頑張ってね♪報告宜しく♪”
えっ!?
聞いてたの!!
ってか、聞こえたの!?
“ガチャッ”
ドアが開いて光希が入ってきた。
「あっち……!!羅葡!?は…早かったな?」
挙動不審じゃん。
恥ずかしい。
あの話全部聞かれてたのか…。
穴があったら入りたいよぉー。
「羅葡から見て、俺は遊び人なんだな」
「あっ…あれは……」
ヒィィィー!!怒ってる。
「ゴメン…ナサイ……」
泣きそう。嫌われたかな?
「羅葡、確かに昔は遊んでたよ……羅葡には知られたくなかったけど…でも、昔の俺も俺だから知って貰いたいかも…」
うん。知りたい。
「昔の光希知りたい」
光希はベッドに座り私を隣に座らせる仕草をした。
「あまり覚えてないんだ…彼女って訳じゃなかったしただ、女だったってだけで。でも羅葡はチャント段階を踏んで付き合いたかったから…でも、羅葡が欲求不満らしいから遠慮しないから覚悟しとけよ♪」